進路ガイダンス

2024年合格大学

デザイン系
デザインは学部分野が多く、入り口としてただ視覚的な分野の仕事につきたいという素朴な希望を持った高校生が多いように思われます。工房はそれでいいと思っております。入学後でも進路変更を認めている大学は公立大を含めてすくなくないのです。アート系を選んだ事、デザイン系進路を自分の意思で選びその道に進む準備をしなければという自覚はポテンシァルを引き出す大きな要因になるでしょう。
基礎デッサンから始めます。何枚も描いたという人も同じです。デッサンが大学受験に必須科目になっているからやるというだけではなく、作品となるまでの思考構造がしなやかに柔軟に強く、加えて豊かに。鉛筆、手、脳、対象(世界)が思考身体として横断空間としてスキルを高めるでしょう。難しくは無いと思います、自覚、パッション、適切な指導が直近には合格、未来の大学以降の生き方にもデッサンをやってて良かったと思うことがあるでしょう。
*色彩、立体演習(写生、色彩構成、発想,演出等)をいろんな素材、演習パターンを使って試み、潜在する適合性,志向性を引き出し本人が希望する大学、学部。またその希望が学科を考慮してリアリテイを含むのか。1コマ1コマの実習に真摯に向かい合いたいと思っております。

 

絵画系
絵画系ー油画・日本画、版画(いわゆるフワインアート系ともいわれています。その他、先端美術という学部もできております。
 日本画=
北斎、等伯、大観。光琳、雪舟等多くの絵師が西洋文化に多大な刺激を与えてきました。日本的感性は外から内に入る価値観を曖昧な幅を持った境界で受けいられ、揉まれ日本的色彩になっていくユニークな神秘装置が核にあるかもしれません。これから日本画の道に進む受験生、日本の中の日本画だけではなく、世界の中の日本画を目指して下さい。
実技計画ー基礎デッサンからはじめます。少し時間を長くかけハードな豊かな表現が可能になる地力をつけます。机上デッサン、石膏デッサン、組デッサン、構成デッサン、等。色彩表現では写生をメインに展開していき受験にも対応する事はもちろんですが豊かな感性を持った表現者として成長していく最初の道筋をつけていきます。
絵画(油画)=基礎デッサンから始めます。少し時間を長くかけハード、多様な表現の実験、可能性を試み地力をつけます。
     机上デッサン、木炭石膏デッサン、構成デッサン、イメージ構成(白、黒のみの)
     色彩ー油絵の具、アクリル絵の具、ミクストメデア、等による表現演習 
教育系
この学部のセンターテストと実技の配点率が学科の方がかなり高いという前提で受験迄の対策をとっていかなければなりません。学科がA判定で実技配点がお粗末すぎる場合不合格という現実が少なからずありますが、基本的なデッサン等の要件が未熟のケースが多いようです。ハイクオリテーでなくても、基本的な造形演習をやって おくのがベターでしょう。学校、学部に違いにより出題される実技内容が異なる事が多い教育系です。机上デッサン、石膏デッサン、基本形態内容を含む想定デッサン、基礎デザイン、鉛筆淡彩、色鉛筆、色紙等による構成など出題傾向を知っておくべきでしょう。建築系では基本形態の演習から実戦に対応できる多様な対応力から課題を駆逐できるテクニック、戦術。具体的には立体構成/、生活空間、自然空間、概念空間内での想定課題。図面から3次元に展開する演習、等、等。          
*現実にはこのケースも多いのですが、センターテストの結果をみて志望大学を決めセンター終了後に工房入所する人が少なからずいます。その場合の必修回数が後期試験が終了するまで1日2コマ毎日が必修として課せられます。基本的には工房の必修回数は週2回です。出来るだけデッサンだけでも早めにされる事を薦めます。
*筑波大、学芸大G類等は教育系の範疇に入れておりませんので普通の学部の扱いになります。